HOME > 連載コラム第19回 冷たいものがしみる!それは知覚過敏

冷たいものがしみる!それは知覚過敏

いよいよ夏も本番、冷たいものが欲しくなる季節です。よーく冷えた水をゴクリ、その瞬間「キーン」と歯がしみる。そんな経験はありませんか?

それ、知覚過敏です

知覚過敏とは

むし歯でもないのに、冷気や冷水で歯がしみたり痛みを感じるのは、知覚過敏のせい。
歯の表面のエナメル質が薄くなったり、はがれたりして象牙質が露出し、
外部からの刺激が歯の神経に伝わりやすい状態のことを言います。

知覚過敏はどうして起こる?

間違った歯みがき方法

研磨剤入りの歯みがきペーストで「ゴシゴシ」磨き。
エナメル質を傷つけてしまいます。

歯周病

歯周病にかかり、歯肉が後退してしまうと象牙質が露出する原因に。

かみ合わせ

歯ぎしり、噛みしめによって歯に強い力が加わりエナメル質を壊します。

むし歯治療後

むし歯の治療で神経近くまで歯を削った時、治療後は痛みがでることが。

隠れむし歯

歯の中でむし歯が広り、象牙質には大きな穴が。外からの刺激が神経に伝わりやすくなっています。

知覚過敏は一過性の痛み

知覚過敏の症状は一過性で、刺激を避ければ痛みはなくなります。
むし歯治療のために歯を削った場合は、時間の経過とともに象牙質が作られ痛みがなくなっていきます。
ですから、あまり神経質にならなくてもよいでしょう。
予防や改善のためには歯や歯肉に負担をかけない正しい歯みがき方法でブラッシングしましょう。
知覚過敏用の歯みがきペーストや、歯のエナメル質を補強、保護するペーストを使うのも効果的です。

ほおっておけば治るという考えも良くありません。むし歯や歯周病が進行していることがあるからです。
痛みが続くようなら、かかりつけの歯科医に相談しましょう。

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