HOME > SPECIAL TOPICS「連載コラム第11回 歯によい食事とは?」
ハンバーグ、カレーライス、パスタ、オムレツ…、子どもや若者が大好きなメニューですね。現代人が好むこれらの料理は、比較的柔らかく味が濃いので、あまり噛まずに飲み込んでしまうため「歯によい食事」とは言えません。 1回の食事で噛む回数を調べると(※)、戦前の食事時間の平均は22分で、食べ終わるまでに1420回噛んでいました。ところが現代では、食事時間の平均は11分で、噛む回数は620回。戦前の半分以下の回数しか噛まなくなっているのです。
※神奈川歯科大学、齋藤滋教授の報告より
よく噛むと、だ液がたくさん出ます。食べ物を飲み込みやすくし、消化を助けるだ液は、虫歯を予防する効果もあります。だ液には虫歯菌が作る酸を薄め、洗浄する働きがあります。
カルシウムは歯を作る大切な栄養素です。骨まで食べられる小魚や、大豆製品、乾物、乳製品などはカルシウムを多く含みます。野菜や海藻、果物からは食物繊維を得られます。食物繊維を使った料理は歯垢が付きにくく、歯を清掃してくれます。これらの食材を、積極的に料理に取り入れましょう。

するめ、煮干、小魚、桜えび、
海藻類(こんぶ、わかめ、
ひじき)、貝類

ごぼう、れんこん、たけのこ、
にんじん、大根

ほうれんそう、小松菜、春菊

りんご、なし

さつまいも(干しいも)、大豆、いんげん豆、枝豆

切り干し大根、かんぴょう、
高野豆腐

ごま、ピーナッツ、
アーモンド、くるみ
カルシウムたっぷりの牛乳に、食物繊維やビタミンが豊富なホウレン草。
鶏肉からは良質なたんぱく質を摂取できます。
付け合せには噛みごたえのあるフランスパンなどを。



市販のクリームシチュー |
1/2箱分 |
水 |
400ml |
鶏肉(むね、ももなど) |
200g |
牛乳 |
125ml |
たまねぎ |
150g |
サラダ油 |
大さじ1 |
じゃがいも |
150g |
塩・こしょう |
1/2箱分 |
にんじん |
100g |
※シチューのルウ、水、牛乳は目安です。 |
|
ほうれん草 |
100g |


- 鶏肉は塩・こしょうで下味をつけます。ほうれん草はゆでて、3cmくらいの長さに切ります。
たまねぎはくし切りに、じゃがいも、にんじんは皮をむいて一口大に切ります。 - 鍋にサラダ油を熱し、鶏肉と野菜を焦げないように炒めます。
- 水を加え、沸騰したらあくを取り、材料がやわらかくなるまで煮ます。
- いったん火を止めてから、ルウを割り入れて混ぜます。
- 弱火でとろみがつくまで煮込み、牛乳とほうれん草を入れ、火が通ったら出来上がりです。
