おとなになるとあごの成長が止まり、歯並びも固定されます。しかし歯には、力を加えられることによって移動する性質があります。その性質を利用し、歯に矯正装置をつけて少しずつ正常な位置に移動させるのが歯列矯正です。
症状にもよりますが、矯正治療期間は一般的には1年半から3年ほどかかります。その間、ワイヤーを調節したり、装置が正しく使えているかをチェックするために3～4週間に1度ほど通院します。

おとなになるとあごの成長が止まり、歯並びも固定されます。しかし歯には、力を加えられることによって移動する性質があります。その性質を利用し、歯に矯正装置をつけて少しずつ正常な位置に移動させるのが歯列矯正です。
症状にもよりますが、矯正治療期間は一般的このように歯列矯正には長い期間が必要で、食事や歯みがきに気を遣わなければならず、わずらわしさは否定できません。また費用もかかります。
しかし、きれいな歯並びとかみ合わせを手に入れることは、たんに見た目が美しくなる以上のメリットがあります。
不正咬合があるとむし歯や歯周病にかかりやすくなりますが、そのリスクが減少します。いびき、歯ぎしり、肩こり、頭痛、体のゆがみ、滑舌の悪さ、原因不明のイライラ、体調不良などが改善されることも珍しくありません。また口元がきれいになると、自信と明るさを取り戻せます。

歯列矯正を始めると決めたら、次は歯科医院選びです。歯科医師、スタッフともに長いおつきあいになるのですから信頼関係が大切です。初診で気になることは、どんなささいなことでも聞きましょう。詳しい治療内容、期間、費用など、十分に納得してからスタートすることをおすすめします。

矯正装置をつけている間は歯みがきがしづらくなります。そのためむし歯になりやすいと言われます。また口臭も気になります。
そんな時はプロによる歯のクリーニングをとりいれましょう。セルフケアではとり切れない歯の汚れ（プラークや歯石、歯のバイオフィルム）を丁寧に、キレイにしてくれます。